どのように機能するか?

積層チャンネルプレート

SWEPのろう付け式プレート熱交換器は、波型のプレートを積層し、その間をろう材で接合した構造で、両端をカバープレートで固定しています。真空ろう付け工程において、ろう材がプレート間のすべての接触点にろう付け接合を形成し、非常に複雑な2つの別々の内部流路を作ります。

運転中、熱交換器スタック内には低温媒体と高温媒体の流路がプレートを介して交互に並んでいます。2つの媒体が相互に流れる時(決して混ざり合うことはありません)、熱という形でエネルギーが一方から他方に移行します。

カバープレートと継手

カバープレートパッケージはシーリングプレートとブラインドリングとカバープレートで構成されています。カバープレートの厚さは、熱交換器の種類、サイズ、対応圧力によって異なります。カバープレートアセンブリは、さまざまな継手に対応できるように設計されており、特定のアプリケーションに合わせてカスタマイズできます。

SWEP cover plates and connections

シーリングプレート

シーリングプレートは、カバープレートと最初および最後のチャンネルプレートとの間の隙間を埋めるために使用されます。一部のろう付け式プレート熱交換器には、チャンネルプレートとカバープレートとの間の隙間を埋めるために、ブラインドリングを備えているものがあります。他の製品では、ブラインドリングがカバープレートと最初および最後のチャンネルプレートに一体化されています。

Sealing plates
SWEP brazed plate heat exchangers channell package

カスタマイズ可能な流路

熱交換器内のプレートの種類や、プレート上の流路パターンを変えることで、製品の水力特性と熱特性が変わり、システムに合わせた最適化が簡単にできます。たとえば、ろう付け式プレート熱交換器が2台ある場合、流量が異なっていても、両側で圧力損失は同じになります。

  • デュアルサーキットろう付け式プレート熱交換器
  • 2パスろう付け式プレート熱交換器
  • デュアルオーバー2パスろう付け式プレート熱交換器
Customized channels
Customizable flows

カスタマイズ可能な流れ

熱交換器は、アプリケーションやニーズに応じて、さまざまな流れの構成で構築できます。並流ろう付け式プレート熱交換器は、並行流構成または対向流構成を採用することができます。

  • 並行流
  • 対向流

きわめて過酷なアプリケーションに対応

SWEPのろう付け式プレート熱交換器は、高い設計圧力ときわめて過酷なアプリケーションに合わせて最適化できます。当社の標準チャンネルプレートはAISI 316ステンレス鋼製であり、純銅またはニッケルベースのろう材を使用した真空ろう付けが可能です。当社では、特に要求の厳しいアプリケーションに対し、ステンレス鋼のみで作られた製品も提供しています。

どのように実現するか?

プレートのプレス、積み重ね、ろう付けからテスト、ラベル貼付まで、 当社の生産工程については、こちらをご覧ください。